LEDの学校|2年生編 6時間目 端子の取り付けをマスター|エーモン オフィシャルWEBサイト

端子の取り付けをマスター

端子の取り付けができれば

LEDカスタマイズの道がひらける

電工ペンチってなんだ?

配線コードを切断するときに使う
カッター部分。これについては代わ
りにニッパーなどを使ってもよい

ギボシ端子を圧着するための穴。
サイズが複数あるが、エーモンの
ギボシ端子で使う穴はそれぞれ決
まっている(実践編参照)

前述した圧着接続端子を付けるとき
はこちら側の穴を使う。ギボシ端子
とは使う穴が異なるので注意しよう

ボルトを切断するための穴。
しかしLEDカスタマイズではほと
んど使うことはないのであまり気
にしなくてよい

圧着端子という種類の端子を付ける
ときに使うが、LEDカスタマイズで
はほとんど使う場面がない

配線コードの被覆を剥くワイヤース
トリッパー。外側の被覆を剥き、内
部の芯線を露出させて端子を付ける

電工ペンチっていろいろな役割を持っているのね〜!

使いこなせば万能ツールなんです

電工ペンチでギボシ端子をかしめる

端子を圧着して付けることを「かしめる」と呼ぶのです

ダブルコードを使っている場合はまず配線をプラスとマイナスに切り分ける

手作業でOK

配線コードをおおっている被覆(ひふく)を5ミリ前後剥く

※ワイヤーストリッパーの右側に配線コードの太さが
スケア表記で書いてあるので、配線の太さに近い穴を選ぶ。

電工ペンチの下の方にあるワイヤーストリッパーを使う

配線コード内部の芯線をムキ出しにして…

芯線を指でよじってまとめておく

※今回付けるのはメスなので、メス用スリーブを写真の向きで入れる。

端子を付けるために付属のスリーブを通しておく

ギボシ端子に配線を差し込む。この位置が重要!!ツメ(内側)は芯線にかける。ツメ(外側)はコード被覆にかける。

ギボシ端子にはツメが2つ。ひとつは芯線にかかるように、もうひとつは配線コードの被覆にかかるようにセット

両方のツメを芯線にかけるとちぎれて取れてしまします

この段階では軽くつぶす程度。※同じシーンを上から見たところ

まず内側のツメを仮締め。「1.25-2.0」と書かれた穴を使ってツメを芯線に圧着

中央のツメは芯線にしっかりかかるように圧着します

力を入れてしっかり圧着する

次に1段階小さい「0.5-0.75」と書かれた穴に移設。ここでギュウウ〜と本締め

続いて外側のツメを被覆に圧着。ひとまわり大きいツメなので、仮締めは「3.0」と書かれた穴で

外側のツメの本締めは「1.25-2.0」と書かれた穴で行う

内側のツメに対してそれぞれ1段階大きな穴を使うのが正解

両方のツメが圧着できた。これなら抜ける心配はない

※電工ペンチを使うとツメがハート型に折り込まれ、
芯線と被覆にガッチリと食い込むのがわかる。

※メス端子の場合はすっぽりと端子が隠れるようにする。

最後にスリーブを引き上げて端子全体を覆う

ギボシ端子にはオスとメスがありますが、付け方は同じです

※端子の形状が違うだけで、付け方は全く同じ。

接続相手の配線コードにはギボシ端子オスを付ける

メスのスリーブが端子全体を覆って絶縁している

オス端子をメス端子に差し込んで接続

クワ型端子や丸型端子も付け方はギボシ端子と同じ

クワ型端子の取り付け

丸型端子の取り付け

ギボシ端子と同様に、2箇所のツメがあるので1つは芯線・1つは被覆に圧着させましょう

ギボシ端子のオス・メスの組み合わせにルールはある?

ギボシ端子はオスとメスを組み合わせること
で接続可能な端子だが、「どちらの線にオスメ
スを付けるべきか」という点については、あ
まり知らない人も多いはず。本筋から言うと
右写真のように「電気が流れてくる側」にメ
ス端子を付けるのが望ましい。なぜならメス
端子は全体がスリーブに覆われているため、
万が一作業中に金属部に触れてもショートの
危険が低い。覚えておいて損はない話だ。

電気の流れに沿って考え、「電気が来る側」にメスを付けると安全性UP。※赤と黒の矢印が電気の流れ

ギボシ端子の接触不良に注意!!

スリーブ内の端子同士をしっかりかませます。奥までかんでいない例は、ありがちなので注意

圧着接続端子をかしめる

同じく電工ペンチを使いますが、使う穴が少々異なります

※0.5スケア線なので、ワイヤーストリッパー
部の一番細い穴を使っている(↑)。

配線コードの被覆を5ミリ程度剥く

被覆を剥いたままだとパラついているので…

芯線をよじってまとめる

圧着接続端子は土管状。左右から線を入れられる

まず片側から配線コードを差し込む

(ギボシ端子圧着で使ったハート型の穴とは違う)点で押しつぶすタイプの「0.5」と書かれた穴を使って圧着する

片側の線1本につき…この写真のように2か所で圧着すると取れにくくてベター

反対側からもう1本線を差し込むが…

その前にスリーブを通しておく(端子を付けて接続した後では入れられなくなる)

※0.2スケア線(細線)を入れる際、
芯線部をUの字に折り曲げて(↑)
芯線の太さをかせぐとよい。

接続相手の配線コードを圧着

※向かって左に0.5スケアを入れたのに対して、右には0.2スケア。
こういった「太さの変換」が可能なのが大きなポイント。

「線の太さを変換する」というテクニックはのちのち重要になってくるので覚えておきましょう

こうなれば☆完璧

反対側から入れた配線も同様に圧着する。それぞれ2点ずつ、4か所を圧着

通しておいたスリーブを端子上までスライドさせて、ドライヤーで熱をかける

熱でスリーブが縮まって端子の前後をピタッと覆っている

これで絶縁処理ができたことになります