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プリウス (ZVW30)
大人気のハイブリッドカー、トヨタ プリウス(ZVW30)です。
このコンテンツでは、クルマいじりの基本となる
●純正ヒューズBOXからの電源の取り出し方
●ETCの取り付け方
●オーディオ裏からの電源の取り出し方
●ドア内張りパネルの外し方
をプリウスにてご説明していきます。
プリウスは駆動用電気モーターに使われている大型バッテリーとは別に、通常の12Vバッテリーを積んでいますので、
電装品は通常の12V用のものが使えます。
純正ヒューズBOXやデッキ裏から取り出す電源も、他の車種同様12Vです。
※カプラーやヒューズを外すときの注意事項
カプラーやヒューズを外した状態で車両の電源を入れると車両のマルチインフォメーションディスプレーに『ハイブリッドシステムチェック』が表示され、車両コンピューターにエラーと記録されてしまいます。
これを復旧させるのはディーラーでしかできませんので、くれぐれも車両電源を入れる場合はカプラーやヒューズをつないでからにするようご注意ください。
関連コンテンツ
ヒューズBOXからの電源取り出し (エンジンルーム)
ヒューズBOXからの電源取り出し (ヒューズ電源)
DIY手順を詳しく見て行こう!
純正ヒューズBOXからの電源取り出し方
純正ヒューズBOXからの電源取り出し方です。
ETCなどの車内の電装品の電源用として、ヒューズBOXからの電源取り出しはカンタンで便利です。
また、車内のLED増設用の電源としてなど、幅広い応用ができます。
車内のヒューズBOXの位置はグローブボックス下の赤○付近です。
カバーを外す
グローブボックス下のカバーを外します。
手前にロックが3か所、奥にはツメが1か所あります。
ヒューズBOXの位置
これが純正ヒューズBOXです。
ヒューズBOXのカバーを外す
純正ヒューズBOXのカバーを外します。
ヒューズの配列と使用ヒューズ確認
ヒューズの配列は、カバーに記載されているほか、車両の取扱説明書でも詳しく説明されていますので、必ず確認してください。
使用ヒューズは低背ヒューズです。
常時電源の取り出し方①
まず、常時電源の取り出し方を説明します。
メインスイッチはOFFのままで通電しているところを探します。
常時電源の取り出し方②
通電を調べるために検電テスターを使います。
純正ヒューズBOXに近い助手席ドアのヒンジ部分で検電テスターのアース(マイナス)をつなぎます。
ヒンジステーは通電しませんので、ボルトを挟みます。
常時電源の取り出し方③
車両メインスイッチを入れずにテスターを当てて通電すれば、その箇所は常時電源です。(ヒューズの上面2か所に穴があり、そこにテスター先端をあてれば通電します。)
確認したヒューズはストップランプのヒューズです。
常時電源の取り出し方④
確認した10Aヒューズをラジオペンチなどで外します。
常時電源の取り出し方⑤
車両側ヒューズ受け金具左右のどちらが電源側か確認します。
向かって右列側が電源側になります。
常時電源の取り出し方⑥
先ほど外した10Aヒューズをヒューズ電源にセットし、フタをします。
ヒューズ電源のヒューズ形状の部分を、外したヒューズの場所へ差し込みます。
常時電源の取り出し方⑦
ヒューズ電源の赤線がつながっている方が電源側になるように差し込みます。
ヒューズ電源から出ている赤線の先端にあるギボシ端子(メス)へ常時電源を取りたい電装品のプラス線を接続します。
ACC電源の取り出し方①
次にACC電源の取り出し方の説明をします。
ACCの状態にするため、ブレーキを踏まずに車両メインスイッチを押します。
オレンジ色のランプが点灯するとACCの状態です。
ACC電源の取り出し方②
車両スイッチでACCの状態にした時に通電するヒューズを検電テスターで確認します。
(検電テスターは常時電源と同様にドアヒンジ部ボルトでアースをとる)
CIGの15Aで取り出します。
ACC電源の取り出し方③
CIGの15Aヒューズをラジオペンチ等で外します。
ACC電源の取り出し方④
車両側ヒューズ受け金具2つのうちどちらがプラスか、検電テスターを使って
確認します。
中央列側のヒューズ受け金具が電源側です。
※CIGのヒューズを抜いた状態で、車両のACC電源を入れてもハイブリッドシステムエラーにはなりません。
ACC電源の取り出し方⑤
先ほど外した15Aヒューズをヒューズ電源にセットし、フタをします。
ヒューズ電源のヒューズ形状の部分を、外したヒューズの場所へ差し込みます。
ACC電源の取り出し方⑥
ヒューズ電源の赤線がつながっている方が電源側になるように差し込みます。
ヒューズ電源の赤線の先端部(ギボシ端子メス)へ、ACC電源を取りたい電装品のプラス線を接続します。
アースポイント
常時電源やACC電源が、ヒューズ電源で取り出しできたら、次はアース(マイナス)を接続します。
運転席側のボンネットオープンレバーの裏付近にあるボルトにアース(マイナス)を接続します。(クワ型端子8φ)
これで電装品の接続準備が完了です。(常時電源・ACC電源)